エアコンはメーカーでは8年が使用目安となっておりますがなかには15年、20年使っている方もいらっしゃいます。
逆に、5年や3年でエアコンが効かなくなり買い替えたという方も少なくはないでしょう。

エアコンの取り付けはいくら?

エアコン工事の所要時間は?
こんな風に疑問に思っている方も少なくないでしょう。
エアコンを買い換える際の取り外し料金、処分費用、取り付け料金、その他オプションなど料金について不安に思っている方も多いと思います。
年間1000台以上取り付け、取り外しを行っている私が詳しく解説していきます。
この記事でわかることは以下の通りです。
- エアコンが効かない原因
- エアコン工事の料金
エアコンの寿命
エアコンは最初に言った通り、個体差があります。
『家電は運』
こんな言葉を聞いたことがあるでしょう。
実際にその通りです。
これは、メーカーや運搬でのトラブルなどではありません。
丁寧に使っていて5年、雑に使っていて10年持つということも実際にあります。
これは何をしても変えられない事実です。
その中でも防ぐことができるトラブルで起こりやすいものを紹介します。
工事業者の施工不良
工事業者の施工不良、これが最も一番多い原因です。
室内機から室外機までガスを循環させている銅の配管があります。
配管は建物によっては無理に曲げないといけないケースがあります。
無理に曲げてしまうと配管が折れてしまい、ガスが漏れてエアコンが効かないというトラブルの原因に繋がってきます。
このエアコンが効かないという症状はガスが足りていない状態で起こる症状です。
ガスが足りていないということは補充すれば直ります。
多くの方が故障と勘違いをして買い替えをされますが実際は買い替える必要はありません。
これが3年から5年で買い換える方の最も多い例です。
施工がきちんとされていて、定期的にメンテナンスをしているエアコンであれば、15年から20年くらい使うことができるのです。
しかし、エアコンは日々進歩をしています。エアコンの効きであったり、お掃除機能などもありますが電気代も最新のものになるにつれ安くなっています。
古いエアコンは電気代が高くなりますので早めに買い替えをされる事をオススメします。
エアコン取り外し、取り付け工事の費用
エアコンの取り外し費用の相場は
基本工事の場合です。
(基本工事とは室外機がベランダ、地面など平面においてある状態)
3000円〜6000円です。
壁掛けであったり、天井に吊り下げてあったり、二階や三階に取り付けてあると、料金もその分かさんできます。
大手家電量販店の場合で見てみましょう。
室外機の設置場所 | 追加料金 |
屋根置き | 9,000円〜 |
壁掛け | 9,000円〜 |
公団吊り(公共団地の天井吊り下げ) | 9,000円〜 |
立ちおろし (2回や3階に室内機を設置し、室外機を地面に設置する場合) |
7,000円〜 |
このような料金形態になっております。
追加料金に上限がないのは家の形、エアコンの設置方法は家の数だけあります。同じ家がないのでその都度、状況が変わり値段も変わるからです。
一見、基本工事費用が安く書いてある場合がありますが、
条件が変われば値段も想像以上に跳ね上がることがあります。
取り外しの場合でも一度見積もりをしてもらうことをオススメします。
取り付け費用
エアコンの取り付け費用は電気屋さんで購入する場合は基本的には料金に組み込まれています。
『一度電気屋さんでエアコンを買いたいけど工事は自分でやるからその分値引きしてください』
と言ったのですが、
『表示されている料金から18600円引いてください』
と言われました。
各電気屋さんで料金が異なるため、相場は11000円〜20000円前後と考えてもらえればOKです。
取り付けの場合も同じように条件が変われば値段も上がります。
大手家電量販店の例を見てみましょう
室外機の設置場所 | 料金 |
2段置き | 20,900円 |
立ちおろし | 11,000円〜 |
公団吊り工事 | 15,400円〜 |
壁面工事 | 15,400円〜 |
窓パネル工事 | 5,500円〜 |
隠蔽配管工事 | 要相談 |
2人作業工事 | 10,000円〜 |
隠蔽配管工事は配管を室内に通して外まで引っ張る工事です。
家の壁の形、状況によって大きく異なるため相場もありません。
隠蔽配管工事と知らずに工事を依頼すると予定工事日に作業ができなかったり、工事ができないと断られるケースもあります。
(隠蔽配管は水の逆流やガス漏れのリスクが高まるので断る業者が多いです)
トラブルを回避するためにも一度下見に来てもらいましょう。
これは1つの家電量販店の料金です。地域に特化した電気屋さんの場合この料金より安くなる場合もあります。他者にも同じように見積もりを取って信頼のできる業者を選んでください。
そして配管カバーをつける場合は
同階 5500円〜
異階 11000円〜
となっております。
配管カバーに関しては、他社でも料金はあまり変化はありません。
取り付け工事は本当に施工担当者によって変わります。
安い業者を選ぶのではなく、アフターサポートもしっかりしている大手の電気屋さんで購入することをおすすめします。
まとめ
エアコン工事は一見安くみえても追加料金が発生し、一台でも工事費用で6万円を超えるケースも多々あります。
ご自身で判断するのではなく、一度見積もりに来てもらい、いろんな業者に見積もりをとってもらいながら選ぶことをオススメします。
配管が折れていても症状がでるのが2年経ってからというケースもあります。
2年経っていれば保証期間が過ぎてしまっているなんてこともあります。
アフターフォローも充実している業者で選ぶことも大切です。
エアコンは高級なものです。
ご自身が失敗しないためにも早め早めの工事を依頼することを心がけてください。
使用する時期ギリギリで依頼すると繁忙期なことが多く、1ヶ月以上待つなんてこともあります。</p>
余裕を持って購入してください。
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