エアコン工事を実際にする際に必要な工具はたくさんあります。
業者に依頼しても数週間待ちや、繁忙期であれば一ヶ月、二ヶ月待ち、なんてことも多々あります。
そんな時自分でできたらなぁと考える方も多いのでないでしょうか?
今回は実際に必要な工具、その使い方を解説していきます。
こちらの記事では工事においての注意点、起こりやすいトラブルを紹介しておりますので是非ご覧ください。
エアコン取り付けに必要な工具は?
エアコン工事には専門的な工具が必要になります。
料金も高額となっておりますのでレンタル品や中古品を上手に利用して見ましょう。
フレアツール

フレアツールとはエアコンの配管をフレア加工するために使う道具です。(ラッパ状に広げる)
エアコン工事では、ガスを循環させる配管を室内機と室外機を繋げる作業に使われます。
この道具の使い方はYouTubeにたくさん上がっておりますのでそちらの方で確認しながら使っていただくのがおすすめです。
綺麗にフレア加工ができないとガス漏れに繋がります。これはエアコンが効かないという症状になりますので慎重に作業を行なってください。
DIYで取り付けをする場合だと多くても3台程度だと思います。
3台であればインターネットやホームセンターでフレア加工がされている状態の配管が販売されていますのでそちらの方を購入していただく方が安全で、ガス漏れの可能性が抑えられます。
トルクレンチ
トルクレンチとは決められた強さ(トルク)で締めるためのレンチです。
エアコン工事では主に室内機と室外機それぞれ配管につなぐ時に使います。
プロの方であればこのトルクレンチを使わない方もいらっしゃいますが、素人やDIYで作業を行うのであれば絶対に必要な工具です。
一本で1万円前後という高額な料金ですがガス漏れを起こしてしまうとそれ以上の金額になってきますので『適当でいいや』と思わずに必ず使用してください。
中古品で安いものがあるかもしれませんが、トルクレンチは寿命が2年〜3年と言われています。
2・3年が経過してくると締め付けの強さが変わってきますのでトルクレンチの意味がなくなってしまいます。
万が一のことも考えて、新品の商品を購入することをおすすめします。
真空ポンプ
真空ポンプは配管の中に空気を抜くための工具です。
この空気を抜く作業を『真空引き(エアパージ)』と言います。
エアコンの配管内に空気やゴミが入っているとフロンガスを注入した時にガスが凍結します。
凍結を起こすと動作不要となりエアコンが使えなくなりますので必ず真空引きを行なってください。
真空引きの使い方は難しくありません。
室外機にポンプをつないで数十分放置すれば完了します。
昔であれば真空引きをせずに六角で中の空気を抜いてエアパージをするという方法もあったそうですが万が一のことを考えると危険な作業になりますのでzったいのやらないでください。
VVFケーブル
室外機へ電源を供給するためのケーブルです。
1.6㎜や2.0㎜などいくつか太さがありますがエアコンは2.0㎜とメーカーで太さが決まっています。
電気事業法では1.6㎜でも可能ですがメーカーによって必ず2.0㎜と決められていますので必ず2.0㎜のVVFケーブル(VA)を使用してください。
その他必要な消耗品
パテ
配管穴を通した後の穴の隙間に埋め込みます。
室内、室外共に使います。
標準カラーはアイボリーです。
配管テープ
エアコンの配管にまくつけるテープです。
外から出るのは配管、ドレンホース、VVFと3種類のものが出てきますので見栄えを良くするためにこのテープを使います。
標準カラーはアイボリーです。
ドレンホース
エアコン室外機から水を排水するためのホースです。
室内機に繋ぎこむ部品がついてますのでそこの繋げば完了です。
プラロック
室外機の下に敷くブロックです。
昔であればコンクリートブロックを使用していたそうですが今は防振機能もありますのでこちらのプラロックの方がおすすめです。
プラロックとは室外機が浸水するのを防ぐためのものです。
まとめ
エアコンには様々な部材が必要です。
そして取り付け工事には特殊な技術も必要になります。
DIYで工事を行い方は電気工事士の資格が必要な場合もありますので十分にし安倍ながら作業を行なってください。
コメント